長野県はお米作りに適した産地です
長野県はりんご等、様々な農産物が有名です。
周囲を高い山々に囲まれ、冷涼で降水量が少ないことから、全国と比較しても病害虫の発生が少ない傾向にあり、各地で安全・安心な米作りが行われています。
内陸性で盆地が多く夏の朝夕が涼しく、また昼と夜の温度差(日較差)が大きいため、光合成で作られた米のうまみであるでんぷんが効率的にお米に蓄積されます。
そのため、よりおいしいお米に適した産地です。
また、生産者の技術が高く、玄米検査時の品質を示す1等米の割合は、全国トップとなっています。
高品質で美味しく、しかも安全なお米が毎年安定して収穫されています。どうぞ、この機会にご賞味ください。
長野県の地域の米作りの特徴
●北信地域(長野県飯山市周辺)
千曲川と犀川が合流し県境より信濃川となる長野、飯山を中心とした地域です。
肥よくな沖積土壌をつくり上げており、内陸性気候特有の気温差を生かしたおいしいお米を生産しています。
●東信地域(長野県佐久市周辺)
上田・佐久・軽井沢を中心に、菅平・野辺山などの高原のすそ野に広がる地域です。
中央に千曲川が流れ、上流の清らかな水から育つ健康な稲と、はぜ掛けによる自然乾燥を特徴としています。
●中信地域(長野県安曇野・松本市周辺)
西に標高3,000m級の山々が連なる北アルプスを望み、松本・安曇・木曽など美しい自然に恵まれた地域です。
梓川・高瀬川といった北アルプスを源とする清涼で豊かな水が流れ、長野米の穀倉地域です。
●南信地域(長野県伊那市周辺)
中央アルプスと南アルプスに囲まれた伊那谷周辺の地域です。
中央に天竜川、三峯川など清流を望み、河岸段丘特有の粘り気のある沖積土壌で生産されています。